足立朝日

登下安全フォーラム 地域・児童・PTAらが集合 西新井第一小

掲載:2008年12月5日号
 西新井第一小学校(矢萩惠一校長)で10月30日、登下校の安全フォーラムが開かれた。
 同校ではPTA、地域と一体となって、地域安全ボランティアの活動や、登下校の8時と3時に見守りをする「8・3運動」を行っていて、都発行の「子ども安全ボランティア」のパンフレットでも紹介されている。
 西一小地域ボランティアは個人、町会、老人会など約80人が登録。活動を通して、子どもたちと挨拶を交わせる関係を築いている。今回はそれぞれの情報や課題を共有し、互いへの感謝や安全への意識を高めようというもので、初の試み。

 体育館には4~6年生と保護者、地域ボランティアが集合。パネラーとして児童代表の成田聖良くん(6年)、兼田優さん(5年)、PTA校外委員長・田村尚子さん、開かれた学校づくり協議会委員兼地域安全ボランティア・足立賢一さん、西新井警察署員2人と区教育委員会職員が出席した。
 児童代表の兼田さんは「後ろから車が来ている時に教えてくれた」、成田くんは「学校へ行くのが嫌な時も、挨拶で元気が出る」と感謝を発表。
 見守る側の足立さんは「子どもたちの元気な声で若さをもらえる」という仲間の声を伝える一方、「ヒヤッとする危険な場面もあるが、かわいい子どもたちのために続けている」と現状を報告した。
 交通ルール指導は家庭が基本とした上で、守れない子を注意することについては、「どんどん叱って」と保護者から感謝と後押しの声が上がった。


子どもたちは登下校を見守る地域の人に、感謝を伝えた