足立朝日

リアルで躍動感 カラー魚拓の展示と実演好評

掲載:2008年12月5日号
 日本魚拓会によるカラー魚拓の展示と実演が10月31日~11日3日、区役所アトリウムで行われた。
 カラー魚拓は正式には稲田式色彩魚拓といい、文字通りきれいな彩色を施したもの。一般的な魚拓は、墨を直接魚に塗って半紙に写す方法が知られているが、カラー魚拓は紙を魚の上に乗せて、綿を布でくるんだ道具で色をつける。完成品を見ると難しそうだが、初心者でも様になるという。

 展示された32点の中には、140×100㎝の大きなものもあった。リアルで躍動感のある魚たちに、製作過程を熱心に見学する人の姿もみられた。
 足立区の幹事・堀家琴秋さん(西保木間3在住)は、カラー魚拓歴35年。習字を習っていたが、人に関心を持って見てもらえて飾れるものを、と始めたという。
 着色は図鑑などを参考にするが「イメージと違う色が出て、逆にそれが良かったり。偶然性が面白い」と話す。
★習ってみたい人は、tel3883・5326堀家


藤田紫秋副会長が実演。隣は堀家さん