足立朝日

光のお化け煙突 ステンドグラスで彩り

掲載:2008年12月20日号
今年も千住の街に、光のお化け煙突が出現した。
 お化け煙突は昭和39年まで千住桜木町にあった東電火力発電所の4本の煙突で、角度によって1~4本に見えることからこの名で呼ばれた。それを光のモニュメントとして、東京芸術センター前広場に復活させたもので、06年からの足立区と東京藝術大学の連携事業。


子どもたちのステンドグラスで飾られた

 同大彫刻科の渡辺五大講師が制作。高さ4・5mの煙突にはサーチライトが内臓され、煙突全体が輝くと同時に、光の帯が夜空に高々と伸びる仕組みになっている。今年は台座の部分にステンドグラス風の絵約300枚がはめ込まれ、賑やかな彩りを添えた。これらはワークショップに参加した子どもたちや、第十中学校の生徒たちの作品。


点灯式の藝大のミニコンサート

 12月6日に行われた点灯式には、区と大学関係者、ステンドグラスを作った子どもたちなどが参加。カウントダウンで点灯されると、光の芸術作品の美しさに歓声が上がった。同大によるクリスマスソングのミニコンサートもあり、寒い冬の夜のひとときを楽しんだ。
 点灯は午後5時~9時、1月10日まで。