若者の就労を考える講演会が、11月15日シアター1010ギャラリーで開かれた。23区で唯一の区就労支援課の主催。子どもの就労に関する著作を多数持つ立教大学大学院准教授の小島貴子氏が「何で働かなくてはいけないの?」のテーマで講演。未就労の子どもを抱える親や民生委員など約100人が参加した。

ひきこもりの子に対しての実践的な対処法を話す小島氏
小島氏は実例を交えながら、ひきこもりの問題をウィットに富んだ話術で展開。働くことができない子どもたちの増加は企業や法律に問題があるとした上で、親に与えられすぎた今の子どもたちには、生きることや物を獲得する欲求が欠けていることが原因と分析。
「なぜ働かなくてはいけないかわからないのに、働けと言われてもストレスになる。『もう大人なんだから好きに』と急に突き放すのは、子どもにとってダメージ。世間との比較や否定はダメ」と話す。
家庭生活で自立することが社会に出る自信に繋がるとし、「人間は誰かのための存在でありたいもの」と、子どもに助けてもらう形で批評せずに家事などを手伝わせる方法などを提案した。
参加者からの相談には、実践に基づく小島流のユニークな対処法を伝授。子どもと会話がないという相談には「人の話を聞いていると自分も話したくなるもの。まず自分の話を聞いてもらうことから」。働かないと宣言した子どもには、就労の専門機関などプロに相談することをさりげなく勧めるようアドバイスした。

ひきこもりの子に対しての実践的な対処法を話す小島氏
小島氏は実例を交えながら、ひきこもりの問題をウィットに富んだ話術で展開。働くことができない子どもたちの増加は企業や法律に問題があるとした上で、親に与えられすぎた今の子どもたちには、生きることや物を獲得する欲求が欠けていることが原因と分析。
「なぜ働かなくてはいけないかわからないのに、働けと言われてもストレスになる。『もう大人なんだから好きに』と急に突き放すのは、子どもにとってダメージ。世間との比較や否定はダメ」と話す。
家庭生活で自立することが社会に出る自信に繋がるとし、「人間は誰かのための存在でありたいもの」と、子どもに助けてもらう形で批評せずに家事などを手伝わせる方法などを提案した。
参加者からの相談には、実践に基づく小島流のユニークな対処法を伝授。子どもと会話がないという相談には「人の話を聞いていると自分も話したくなるもの。まず自分の話を聞いてもらうことから」。働かないと宣言した子どもには、就労の専門機関などプロに相談することをさりげなく勧めるようアドバイスした。