足立朝日

PTA活動振興功労者文部科学大臣表彰 市村 智 さん(52歳)

掲載:2009年1月5日号
PTA活動振興功労者文部科学大臣表彰
市村 智 さん(52歳)
教育委員会委員長


 昨年11月20日、皇太子殿下妃殿下、衆・参両議長列席のもと「日本PTA創立60周年記念式典」(主催=社団法人・日本PTA全国協議会)がホテルニューオータニで行われた。

 その中で、顕著なPTA活動により市村智・前小学校PTA連合会会長(現足立区教育委員会委員長)が、「PTA活動振興功労者文部科学大臣表彰」と、「日本PTA全国協議会会長表彰(感謝状)」を受けた。都小P理事として活躍中の古性利之氏(元辰沼小PTA会長)と峯岸道隆氏(北三谷小PTA会長)も、日Pより同表彰。



 中学校では、第十一中学校PTA(福嶌純一PTA会長)が「優良PTA文部科学大臣表彰」、足立区立中学校PTA連合会(太齋利幸会長)が「日P会長表彰(団体)」、「米重哲彦さん(足立朝日12月号「人」掲載・前足立区中P連会長)が「日P会長表彰(個人)」を受け、足立区PTAは表彰ラッシュに沸いた。
 市村委員長のPTAの関わりは、西一小創立50周年の前年。初めてのPTA活動で副会長に就き、翌年、会長として50周年を乗り切った。その後は7年間のPTA活動のうち、4年間は小P連会長。
 思い出深いのは、子どもが犠牲になる事件が多発した際、全校一斉「通学路点検」が始まり、子どもを守る目が地域に増えたこと。それが「83(はちさん=8時3時)運動」として各地域で引き継がれている。
 どのPTA組織も、継承者確保が大変な状況だが、市村委員長は「まず親がしっかりと子どもに責任ある行動を見せれば、子どもはきちんと育つ」との信念。
 「表彰はあくまでも皆さんのお陰」とはにかむ市村委員長の瞳が優しい。