足立朝日

青年海外協力隊員 梅田の浅水さんカンボジアへ

掲載:2009年1月20日号
 JICAの青年海外協力隊員として梅田6丁目在住の浅水伸介さん(27)が、カンボジアのバッタンバンに派遣された。
 足立学園出身。大学卒業後、科学メーカーで剥離剤や粘着剤の研究開発をしていたが、培った科学の知識を発展途上国の教育に活かしたいと、退職。現地では2年間、中学校教員の養成校で理科実験の指導を行う。


区長から激励を受ける浅水さん

 1月6日の出発に先立ち12月16日、近藤やよい区長を表敬訪問。「帰ったらぜひ、足立区で教えて」と激励を受けた。また19日には第四中学校の授業で、海外協力隊への参加について講演した。
 以前から、国際協力の分野に進みたいと決めていたという浅水さん。「現地では器具の少ない中、身近にあるもので工夫して、教育水準を上げたい。今回の協力隊を通して、自分の道を定めていければ」。帰国後は、化学の環境分野での活動に国際経験を役立てたい、と意欲を語った。