俳優・三田佳子さんが、これまでに出演したテレビ・映画の脚本800冊を「日本脚本アーカイブズ」(香取俊介委員長)に寄贈。その贈呈セレモニーと記者会見が、2月10日に学びピア(千住5丁目)で行われた。
1953年に日本でテレビ放送が始まってから半世紀以上。脚本の保管・管理をする組織がなく、これまで多くの貴重な脚本が散逸されるがままになっていた。
その現状を愁いた日本放送作家協会(市川森一理事長)が、それらを文化遺産として後世に残すために「脚本アーカイブズ」設立に動き出したのは平成17年。足立区の支援で、学びピア5階に準備室を得て以来、2万冊に及ぶ脚本・台本が集まり続けている現在は、それらをデータベース化するため、東京大学大学院・馬場章研究室との共同で研究中だ。
三田さんは、今回の寄贈を「魂が持って行かれる思い」と表現しながらも、脚本アーカイブズに寄せる期待を滲ませた。 市川理事長は、友好関係にある韓国では、既にアーカイブズ会館が完成したことに触れ、日本での理解と支援を求めた。
写真=市川理事長に脚本を贈呈する三田さん

その現状を愁いた日本放送作家協会(市川森一理事長)が、それらを文化遺産として後世に残すために「脚本アーカイブズ」設立に動き出したのは平成17年。足立区の支援で、学びピア5階に準備室を得て以来、2万冊に及ぶ脚本・台本が集まり続けている現在は、それらをデータベース化するため、東京大学大学院・馬場章研究室との共同で研究中だ。
三田さんは、今回の寄贈を「魂が持って行かれる思い」と表現しながらも、脚本アーカイブズに寄せる期待を滲ませた。 市川理事長は、友好関係にある韓国では、既にアーカイブズ会館が完成したことに触れ、日本での理解と支援を求めた。
写真=市川理事長に脚本を贈呈する三田さん