足立朝日

全国中学生ものづくりフェア 足立区で

掲載:2009年3月5日号
 「第9回全国中学創造ものづくり教育フェア」(全日本中学校技術・家庭科研究会主催)が1月23~25日、シアター1010、千寿桜堤中学校(柳原2)、都立忍岡高校(台東区)で開かれた。

 シアター1010稽古場では、生徒が自分でデザインから製作まで手がける「とっておきのアイデアハーフパンツ」。
 あらかじめ布の断裁などの準備を済ませたものを、3時間半の制限時間内にミシンなどを使って完成させる。全国のブロックから選ばれた16人の女子生徒が出場。足立区からは第十一中学校3年の佐藤礼奈(あやな)さんが出場した。
 作業中の技能も採点されるとあって、真剣な表情で黙々と手を動かし続ける生徒たち。完成後は、出来上がったばかりのハーフパンツをコーディネイトした上着と着用して、ファッションショーが開かれた。見た目のデザインだけでなく、携帯入れの付いたものや丈の調節できるものなど、工夫された力作がそろった。
 佐藤さんはシックな黒にクリスタルシートで蝶などをデザイン、取り外せる小物入れをつけた作品。「股下の袋縫いが一番難しかったが、思った通りにできた」と笑顔。
 千寿桜堤中では「創造アイデアロボットコンテスト」、忍岡高校では「あなたのためのおべんとう」コンクールが開かれた。
写真=力作のハーフパンツをはいた佐藤さん