足立朝日

アルミ缶あつめて大型テレビ寄付  古千谷小から紫磨園へ

掲載:2009年3月20日号
 古千谷小学校(大澤重市校長)の6年生が集めたアルミ缶の収益金で、特養老人ホーム紫磨園(入谷3)に大型テレビを寄贈した。活動は今年で10年目。園の希望に応えて毎年車椅子などを贈ってきたが、プレゼントが買えるようになったのは4年目からという。

笑顔でお年寄りとコミュニケーション
 今年度集めたアルミ缶は860㎏、5万1400円分。不況の影響で12月の換金では7月の3分の1の値段に落ち込んだが、地域の人たちが協力し子どもたちの頑張りを支えた。
 2月18日に寄贈式が紫磨園で行われ、6年生75人が訪れた。3階の食堂に置かれたテレビの前に集まった利用者に、子どもたちが歌と笛で「この星に生まれて」「アメージンググレイス」をプレゼント。お年寄りは手拍子をしながら「声が若いね」とうれしそう。最後は子どもたち一人一人が握手して回り、身を屈めて笑顔で会話する温かい光景が見られた。