足立朝日

6年越しの夢叶う  荒川土手左岸に1700本の五色桜

掲載:2009年3月20日号
 3月15日、学びピア21で「平成五色桜(仮称)植樹計画発表記念」として記念講演が開かれた。主催は「あだち・荒川土手に桜を植える会(大野邦弘会長☎3881・2587)」。かつてワシントンへ渡った足立の五色桜を誇りに、往時の荒川桜並木を復活させたいと願って6年前に結成された。
 講演は、近藤区長の「おべんとう持って公園へ行こう」。足立区バリューアップ作戦と題し①マイナスをプラスに変える区民運動の展開②持っている良さを最大限に活用と大きく二つのテーマに分けて講演。最後に「荒川桜づつみモデル事業」と「江北桜並木事業」の具体案が発表された。植栽工事は、平成22年扇大橋上流部分約450mから始まり、江北橋から都市農業公園。平成32年頃までには扇大橋から西新井橋まで、総延長5kmの見事な桜並木が復活する計画だ。来場した人からは「ぜひ西新井橋から堀切橋までの植樹もお願いします」との声もあがった。
 また、元足立風土記編さん主査の大久保美智子さんは、五色桜と足立区の関係に熱弁を奮い、賑やかな会に華を添えた。
 なお、区長から荒川土手への桜植樹に伴い「ふるさと桜オーナー制度」が発表された。桜1本につき3万円の寄付をすれば、桜に銘板(記念プレート)がかけられ、マイ桜、マイフォミリー桜が楽しめる画期的な制度。申込み期間は3月26日~4月30日まで。詳しくは足立区のHPか土木部計画調整課☎3880・5348。

写真上=プロジェクターを使いながら分かりやすく桜植樹計画を説明する区長
写真下=熱弁をふるい会場に華を添えた大久保さん