足立朝日

親子で食育  八百屋塾盛況 北足立市場

掲載:2009年3月20日号
 北足立市場(入谷6)内の都青果物商業協同組合北足立支所(同主催)で2月22日、第8回八百屋塾「親子で楽しむ食育教室」が開かれた。同塾は元々、市場関係者や八百屋を対象に始めた勉強会だったが、食育への意識の高まりから昨年に続いて一般向けに開催。家族連れや栄養士など約100人が参加、近藤やよい区長も駆けつけた。
 講師は前八百屋塾実行委員長で、千住旭町・学園通り商店街で青果店を営む杉本晃章さん。会場には杉本さん選りすぐりの旬の野菜や、滅多に手に入らない珍しい野菜など約20品目を展示。杉本さんが直接生産者から仕入れたこだわりの野菜もあった。
 1部は野菜のプロから見た「旬」についてなど、野菜のよもやま話を講演。キャベツは半切りで見分け芯の小さい方がいい、アスパラは穂先が紫の方がおいしい、ネギは外側は乾いて固いので必ず一枚むいて、などアドバイスが続々。「ほうれん草は丈が長めのものの方が安くておいしい。根と茎は栄養が高いので食べて」という説明には、目からウロコの参加者たちから「へぇ~」。
 2部では野菜をコンロで焼いて食べ比べに挑戦した。原木栽培のシイタケには「おいしい~!」とあちこちから歓声が上がり、続いて食べた菌床シイタケとの味の違いにみんなビックリ。子どもたちは職員の手作り野菜スープを、嬉しそうに頬張っていた。
 最後に展示されていた野菜をお土産にもらい、知識もお腹もいっぱいになって、みんな大満足。
写真=キャベツの見分け方を教える杉本さん