足立朝日

東京電大Ⅰ街区取得 地域に開かれたキャンパス作り

掲載:2009年4月5日号
 北千住駅東口のJT跡地に平成24年に開学する東京電機大学が、Ⅰ街区(約7500㎡)の土地を取得したことがわかった。

 同大学はⅡ~Ⅵ街区(約1万8700㎡)にキャンパス開設準備を進めており、Ⅰ街区が加わることで施設機能の充実を図る。これまで、Ⅰ街区は民間への売却予定によりマンションなどの建設が見込まれていたが、高層建物を避けたい住民側からは大学関係の住居、健康推進施設、文教施設などの設置を求める要望書が出されていた。
  線路と大踏切に最も近いこの一角は、賑わい誘導地区として地区整備計画により、1階部分は店舗、事務所、運動施設等、診療所、劇場、映画館、ホテル、博物館、美術館などに用途が限られている。
 大学関係者は地域の連絡会に出席するなど、足立区のまちづくり計画や地区計画を考慮しながらキャンパス作りを進める意向という。I街区活用は第2期計画となるため、施設の設置は開学後になると思われる。
 なお、駅前広場に近いⅢ街区のキャンパス1階はホール、カフェ、ギャラリー。合同庁舎裏にあたるⅣ街区の1階は図書館が入る計画で、地域にも開放される。
 また、千寿常東小学校に面した南側の区の土地整備用地には、子育て支援施設の開設が決定している。