足立朝日

区内初の筋トレ公園誕生  花畑公園リニューアル式典盛大に

掲載:2009年4月5日号
 足立区が推進する「パークで筋トレ」を実践できる区内初めての公園として、昨年7月から改修工事が進められていた「花畑公園」がリニューアルされ、3月14日に桜花亭で記念式典が開かれた。

 近藤やよい区長はじめ鴨下衆議院議員、花畑地区町会・自治会連合会会長など300人以上が参加。花畑西小学校金管バンド部がオープニングを飾った。
 会組町会の芹沢勉会長は「遊具もほとんどなかった花畑公園が、区内初の健康公園として生まれ変わったことがうれしい」。有馬康二・花畑地区町会自治会連合会長は「足立区は23区の中で最も公園・緑の多い地区。世間ではエコロジーを、個人では健康を推進する時代。これを体現できる公園です」と祝辞を述べた。
 足立区土木部公園課の八鍬一生課長は「お年寄りの足腰に優しい作りを配慮しながら、若者や子どもまで適度な負荷をかけられ楽しめる公園ができた」と、感慨もひとしおだった。2部会では、その場でできる健康体操が体育指導員のもと行われた。
 改修・新設されたのは、公園の中央に位置する「築山」。緩やかな傾斜を持つ山を登り降りすることで足腰を無理なく鍛えられる。
 公園を一周するウォーキングコースには足腰に優しいゴムチップを採用し、公園の北側には健康器具を配置した。今年4月~来年3月までの毎月第2・4土曜日10~12時に、区のスポーツ指導員の「パークで筋トレ定期プログラム」も実施される。
 公園の南側には、児童向けのロッククライミング器具、屋外公園では衛生面で実現が難しかった洋式トイレを完備した。
 また、式典会場になった桜花亭のバリアフリー改修工事も発表された。1年後にはエレベーターの設置や、庭園の車椅子利用ができるようになるとあって、完成を待ちわびる声で大いに盛り上がった。


写真=緩やかな傾斜で無理なく足腰に負荷をかけられる築山
    挨拶する有馬康二連合会長
    児童向けのロッククライミング器具