足立朝日

安藤秀樹さん 講演   千寿青葉中

掲載:2009年4月5日号
 千寿青葉中学校(花岡惠三校長・千住宮元町)が3月13日、千住出身在住のミュージシャン・安藤秀樹さん(49)をゲストティーチャーに招いて、講演を行った。

自身の青春時代について語る安藤さん

 安藤さんは同校校歌の制作者。昨年創立5周年を迎え、校歌制作の由来を知らない生徒も増えたことから企画した。
 曲を提供した吉川晃司やアン・ルイスを知らない世代とのジェネレーションギャップの中で、安藤さんはギターを手に歌い、自分の中学時代やデビューしてからのエピソードを披露。陽気な『さる山ベイビー』の合唱で体育館は一つに。スランプ中にコンビニにたむろしている若者を見て作ったという『精一杯』をピアノで弾き語ると、美しいメロディーと深い詩が生徒たちの心にも響いたようだった。
 最後は「一生忘れない曲。命がけで作った」と、校歌の熱唱で締めくくられた。
 生徒会長の田村章全(あきまさ)くんは「入学した時から校歌のメロディーも歌詞もすごく好きで、風呂で歌っていた。この校歌を作ってくれたのが安藤さんでよかった」、副会長の秋山唯伊さんは「いつも歌っている校歌の元の曲が聴けて、イメージが全然違っていた。かっこいい」と感動を語った。