足立朝日

光あふれる 鹿浜いきいき館 オープン

掲載:2009年5月5日号
 旧西部児童館老人館(鹿浜2―24―2)に基幹住区支援センター「鹿浜いきいき館」(氏家照代館長)が4月14日、オープンした。

 従来の児童館老人館の機能を残したまま、区内47住区センターの中心的な施設として、各センター従事者の研修や先駆的な事業を実践する場の機能を持つ。そのため、地域に運営が任されている住区センターと異なり、区の直営で職員7人が常駐する。
 12日に行われたオープンイベントには、来賓・招待客を含む約250人が来館し、待ちに待った新しい施設の開館を祝った。
 近藤区長は「地域と区との積極的な協働で開設した。コミュニティの核、地域の居場所として住区は重要。ここを発信の場としていきたい」と挨拶。江澤義雄地域連絡委員会委員長は「平成19年の解体後、準備委員として当初から関わってきた。紆余曲折あってようやく。難産な子ほどかわいい」と感慨深げに語った。
 高齢者と子ども用の各部屋のほかに、住民からの強い要望で作られた300人以上収容可能な多目的ホール、鏡付きでダンスの練習もできる簡易防音設備の音楽室、旧館時代からのケヤキがシンボルマークとして立つ館庭など、とにかく広々として明るい。旧館を良く使っていたという60代の女性は「どこからでも光が入ってくる。前の職員さんがいるのもうれしい」と感想。
 鹿浜西小学校金管バンドクラブと地元の夢太鼓が、華を添えた。

写真=くす玉を割る江澤委員長と区長ら