足立朝日

テレビシッター危険 情緒の畑たがやそう  子育て支援 「話かけの大切さ」

掲載:2009年6月5日号
 千住あずま住区センター健康づくり事業の講座が5月22日、常東図書館にある集会室で開かれた。同センター管理運営委員会(源田勇会長)・健康推進部健康づくり推進員(谷畑登美子代表)主催、千住保健総合センター(中山由紀センター長)共催。

 3年前から「若々しく生きるために」をテーマに企画しているもので、今年度第1弾は『子育て支援・話しかけの大切さ』。赤ちゃんや小さい子どもを連れたお母さんたちが多数集まった。
 講師は東京未来大学(千住曙町)の府川昭世教授。「話しかけは、はっきり、短く、ゆっくりが大事。うれしい、びっくりしたなど感情の伴う時に言葉を添えると覚えやすい」とアドバイス。
 テレビシッターの危険性にも触れ、「コミュニケーションは心の酸素。静かな子には積極的に話しかけて、情緒の畑を耕すこと。障害かもしれないと心配なら、保健センターなど区の専門機関に相談して」。
 また、「障害があっても子どもは様々な力を持っている。設計図通りに育てようとしないで、子どもの特性に合わせて」と説いた。
 後半は青木享子スポーツ指導員の指導で、賑やかにスキンシップ親子体操。お母さんたちは「きつい~」と悲鳴を上げながらも、子どもと笑顔で目を合わせて楽しく体を動かした。

写真=キツイながらも笑顔でスキンシップ親子体操