荒川の昔を伝える会と荒川ビジターセンター
昔の荒川を写した写真展が5月18日~24日、アリオ西新井イベント広場で開かれ、連日1000人の来場者で賑わった。
主催は荒川の昔を伝える会、荒川ビジターセンター。
同会は、昔の足立の荒川近辺での思い出を語り合い、体験談をまとめる活動を5年前から続けている。
写真は昭和初期~50年代のもので、今回は開催地に合わせて、映画館や火災後の西新井大師本堂など、西新井地域のものも展示。
本木2丁目にあった牧場の写真を見て「一升瓶を持って買いに行った」と懐かしがる人や、1本に見えるお化け煙突の写真に「当時2~4本は見たことあったけど、1本は今初めて見た」と感激する人、扇大橋の渡り初めの写真の中に、亡くなった奥さんを見つけた80歳近い男性もいた。
伝える会のメンバーが当時の様子や体験談を解説し、若い人たちも熱心に耳を傾けていた。
メンバーで最高齢の吉田千伊知さん(78)は、千住4丁目の旧日光街道沿いの絵馬屋のご主人。昭和30年の元旦に撮った西新井橋や、荒川に写ったお化け煙突の写真などを提供した。
当時はカメラを持っている人も少なく、フィルムも高価だったという。「懐かしがって喜んでもらえてうれしい。家族だけでなく、風景も撮っていてよかった」。
展示を担当した坂田佳久さん(72・千住大川町在住)は画びょうを使わない展示を工夫。自分の写っている第三中学校の授業風景写真の前で、即席の同窓会になるなど、うれしい驚きもあった。
★『荒川の昔―思い出の写真―』(300円)。区役所相談課で販売中。
【問合せ】TEL5813・3753荒川ビジターセンター
写真=荒川や西新井の写真を見て懐かしむ来場者たち
昔の荒川を写した写真展が5月18日~24日、アリオ西新井イベント広場で開かれ、連日1000人の来場者で賑わった。
主催は荒川の昔を伝える会、荒川ビジターセンター。

写真は昭和初期~50年代のもので、今回は開催地に合わせて、映画館や火災後の西新井大師本堂など、西新井地域のものも展示。
本木2丁目にあった牧場の写真を見て「一升瓶を持って買いに行った」と懐かしがる人や、1本に見えるお化け煙突の写真に「当時2~4本は見たことあったけど、1本は今初めて見た」と感激する人、扇大橋の渡り初めの写真の中に、亡くなった奥さんを見つけた80歳近い男性もいた。
伝える会のメンバーが当時の様子や体験談を解説し、若い人たちも熱心に耳を傾けていた。
メンバーで最高齢の吉田千伊知さん(78)は、千住4丁目の旧日光街道沿いの絵馬屋のご主人。昭和30年の元旦に撮った西新井橋や、荒川に写ったお化け煙突の写真などを提供した。
当時はカメラを持っている人も少なく、フィルムも高価だったという。「懐かしがって喜んでもらえてうれしい。家族だけでなく、風景も撮っていてよかった」。
展示を担当した坂田佳久さん(72・千住大川町在住)は画びょうを使わない展示を工夫。自分の写っている第三中学校の授業風景写真の前で、即席の同窓会になるなど、うれしい驚きもあった。
★『荒川の昔―思い出の写真―』(300円)。区役所相談課で販売中。
【問合せ】TEL5813・3753荒川ビジターセンター
写真=荒川や西新井の写真を見て懐かしむ来場者たち