本紙08年9月5日号、09年5月5日号で紹介したキルギス共和国に剣道の指導に赴いた、足立区剣道連盟、渕二錬武会の小山子壽さん(師範教士7段・83歳)の奥様、小山矩子(のりこ)さんが執筆した「キルギス この遠くて近い国」(文芸社刊・四六並判・148頁・1260円・税込)が4月に発刊された。
矩子さんは、子壽さんが国際交流基金の剣道指導者としてキルギスへ派遣となった時に同行し、1カ月滞在した。
キルギス共和国は、中央アジアに位置する旧ソビエト連邦の共和国。首都ビシュケクの街や生活の様子、旧ソ連軍の捕虜となって抑留された125人の日本人が造った建物など、太平洋戦争の陰影が歴史を超えて存在するキルギス。日本と関係の深い近い国だったということなど、写真や地図入りで、キルギスの美しさや日本軍兵士の足跡、国際交流を綴る。
長く教職を務め、矩子さんが本の執筆を始めたのは70歳。忙しいのが元気の秘訣と、今秋79歳を迎える。この本で、皆さんが少しでもキルギス共和国に興味を持っていただければという。
このほか「足尾銅山」「ノモンハンは忘れられていなかった」「日本人の底力」「川向うのひみつ ばあちゃん、お話聞かせて1」「ぼくらふるさと探検隊」「サリーが家にやってきた」などの著書がある。
■小山矩子
1930年、大分県杵築市八坂に生まれる。大分大学大分師範学校卒業。東京都公立小学校教諭・同校長として40年教職を務める。その間、全国女性校長会副会長として女性の地位向上に努める。退職後、東京都足立区立郷土博物館に勤務。足立区の東淵江・綾瀬・花畑・淵江・伊興を調査し「風土記」を執筆する。この作業を通じて歴史的な事物に興味を持つ。

キルギス共和国は、中央アジアに位置する旧ソビエト連邦の共和国。首都ビシュケクの街や生活の様子、旧ソ連軍の捕虜となって抑留された125人の日本人が造った建物など、太平洋戦争の陰影が歴史を超えて存在するキルギス。日本と関係の深い近い国だったということなど、写真や地図入りで、キルギスの美しさや日本軍兵士の足跡、国際交流を綴る。
長く教職を務め、矩子さんが本の執筆を始めたのは70歳。忙しいのが元気の秘訣と、今秋79歳を迎える。この本で、皆さんが少しでもキルギス共和国に興味を持っていただければという。
このほか「足尾銅山」「ノモンハンは忘れられていなかった」「日本人の底力」「川向うのひみつ ばあちゃん、お話聞かせて1」「ぼくらふるさと探検隊」「サリーが家にやってきた」などの著書がある。
■小山矩子
1930年、大分県杵築市八坂に生まれる。大分大学大分師範学校卒業。東京都公立小学校教諭・同校長として40年教職を務める。その間、全国女性校長会副会長として女性の地位向上に努める。退職後、東京都足立区立郷土博物館に勤務。足立区の東淵江・綾瀬・花畑・淵江・伊興を調査し「風土記」を執筆する。この作業を通じて歴史的な事物に興味を持つ。