足立朝日

園児が歯医者さん ごっこで歯の学習  東和保健センターで東谷中保育園児

掲載:2009年6月20日号
 虫歯予防デー(6月4日)と歯の衛生週間(6月4~10日)にちなんで6月5日、東谷中保育園の園児たちが東和保健総合センターで歯と口の健康について学んだ。

 「歯のけんこうひろば」と題し、5歳児24人が参加。歯科衛生士の指導のもと、子どもたちは歯医者さんごっこを体験した。
 2人1組が交代で歯医者役と患者に分かれ、本物の診察台を使ってデンタルミラーで歯を観察。「えっへん、キミたち、歯が悪い人は見せてごらん」と芝居気たっぷりの子や、虫歯を発見した子も。どの子も「楽しかった!」とご満悦。職員から永久歯の有無もチェックしてもらった。
 別室では模型を使っての歯磨きの仕方や、歯と口の役割などを学習。子どもたちの口腔内から採取した細菌を顕微鏡で拡大して見せると、「毛虫みたい~」とビックリ。職員が「甘いおやつをいっぱい食べたり歯磨きをしないと増えちゃうよ」と指導した。
 足立区の3歳児の虫歯罹患率は23%で、改善されてはいるが、23区最下位。区内保健総合センターでは、1歳児検診「こんにち歯ひろば」など、保護者の意識を高める取り組みを続けている。