足立朝日

足立新田高校男子バレーボール部 関東初出場  陸上部・相撲部も

掲載:2009年6月20日号
 都立足立新田高校(若井文隆校長)の男子バレーボール部(長谷川登顧問)が、5月3日の都大会でベスト16に入り、6月6日~7日に栃木県で開かれた関東大会に初出場した。


 都立の心意気見せ、健闘
 都内の出場枠は12校。ほとんど私立で占められる中、今回は新田のほかに上野高、富士高も出場。都立が3校も入るのは二十数年ぶりという。
 出場を決めた試合では、1セット先取されながらも残りの2セットをものにした。キャプテンの高橋拓美さんは「最初は勝てないと思っていたが、途中からみんなの気持ちが一つになった」。チームの内面の成長も、一段上の挑戦へとつながった。「決して強いチームではない。部員全員が地道に努力を積み重ねてきた結果。全国レベルが集まるので初戦突破は難しいかもしれないが、頑張りたい」と語った。
 その関東大会では、横浜創学館(神奈川)に2対1で勝ち、見事目標の初戦突破を果たした。初戦勝利は、都立3校中、唯一。2回戦は強豪の勝田工(茨城)を相手に善戦したが惜敗した。
【選手】高橋拓美(3)、遠藤太一(2)、井上龍一(3)、竹内勇気(2)、甲原周平(1)、平田蓮(2)、染谷直将(3)、加藤真拡(1)、稲野集(3)、黒田大滋(2)、浅田稜平(1)、黒坂圭太(2)。敬称略( )内は学年。
写真=都大会で関東大会出場を決めた時の部員たち

常連の陸上部、相撲部も関東大会へ出場
 陸上部(大平勝之顧問)の土木田謙さん(3年)が、走り幅跳びで7・17mを飛んで見事都大会優勝。同校陸上部の13大会連続15回目の関東出場を決めた。目標は「インターハイで入賞!」。関東大会は6月19日~22日に宇都宮で開かれる。
 また相撲部(満留久摩顧問)も都大会の団体戦で優勝。個人は無差別級優勝の長谷山正典さん(2年)ら7人が、6月13・14日に葛飾区で開かれた関東大会に進んだ。
〈関東大会出場〉堀内雅孝、金子真太郎、長谷山正典、橋本良介、狩俣亮祐、山本陽太、坪見快輝(敬称略)
 結果は団体が5位、個人では橋本良介さん(2年)が無差別級で3位の好成績を残した。

壮行会で。陸上の土木田さん(上)と相撲部員たち