足立朝日

　平野地区まちづくり研究会（遠山甚蔵会長）が平成21年度東京都まちづくり功労者として６月10日、都庁で知事感謝状を贈呈された。

　平野・東六月町地区は昭和44年に土地区画整理事業の区域に指定されたが、事業化されないまま宅地が増え、道路が狭く入り組んだ構造が進行していた。
　平野３丁目地区では平成15年、土地や建物の権利者による研究会を組織。地区のまちづくりに関する調査、啓発活動、駐車場や農地を利用して道路の拡幅新設に取り組んできた。これにより他地区に比べ早く道路整備が進み、今年３月待望の都市計画道路が開通した。
　足立区は、関原一丁目地区まちづくり協議会、足立一・二・三丁目地区まちづくり連絡会に続いて３年連続の受賞。今年度表彰の都内４団体中、任意団体は平野地区のみ。
　同12日には遠山甚蔵会長、遠山新平副会長、遠山整一副会長が区役所を訪れ、区長に受賞を報告した。町会長時代から災害に強いまちを目指していた遠山会長は、「地権者の協力でスムーズにいった。今は路地以外は救急車が入れるようになった」と喜びを語った。

写真＝左から整一副会長、区長、甚蔵会長、新平副会長