足立朝日

育休で 男性にも利点  イクメンはモテる!

掲載:2009年7月5日号
 ワーク・ライフ・バランス(仕事と私生活の両立)の講演が6月13日、エル・ソフィアで行われた。
 男女共同参画記念事業「男と女のホンネでフォーラム」の一環。

 『ただいま実践中「イクメン」はモテる!』のタイトルで、講師は東レ経営研究所ダイバーシティ&WLB研究部長の渥美由喜(なおき)さん。少子化社会対策推進会議委員を務めるなど多忙な中、07年に育児休業を取得し、現在も3歳の子育てに奮闘中。「育休中に一番バレンタインのチョコをもらった」など、ユーモアたっぷりに経験を語り、WLBの重要性を説いた。
 男性も地域に参加することによって地域が活性化する、育休によって自分の仕事もスキルアップした、などWLBは社会にとっても男性にとっても利点が大きいという。 「一番大切なのは、傍観者を作らないこと。性別に関係なく、自分で生き方を選択できる職場が大切」と強調した。
 また実践に向けて女団連、地域、家庭でできる取り組みとして、「男性はライフのネットワークが弱く、作り方がヘタ。うまく男性が女性の地域ネットワークに入れる仕組みを作ることが必要では」とアドバイスした。