足立朝日

クリアージュFC全国出場 一貫指導実をむすぶ

掲載:2009年7月20日号


 足立区の少年サッカーチーム「クリアージュ・フットボールクラブ・ジュニアユース」(五十嵐正代表)が「第24回日本クラブユースサッカー選手権(U―15)」に出場する。足立区からの出場は初めて。この大会は全国から32の地域代表が出場するが、ほとんどがJリーグの下部組織。競合揃いの激戦区、東京、関東から出場するのは至難の技。一貫指導が実を結んだ。

 全国の出場権を獲得するには、100チーム以上が参加する東京都予選を突破し、関東大会へ進んで9位までに入らなければ出場できない。クリアージュFCは東京都予選をリーグ戦2位で決勝トーナメントに進み3位となり関東大会へ。関東大会では3回戦で、東京都1位の『FC東京むさし』を破り、ベスト8入りしたため全国が決まった。
 クリアージュFCは、ジュニアチームとジュニアユースからなり、ジュニアチームは「ロッキー」「エミュー」「クリアンサ」がある。中畑博喜代表は「公式戦でいろいろな選手、チームを体感できることはすごい経験。ジュニアの子や足立の子どもたちのいい目標になるのでは。驕らず感謝の気持ちをいつも忘れないでほしい」と話す。
 キャプテンの田辺快人君は、小1からロッキーでサッカーを続けてきた中学3年生。「全国大会はすごく楽しみ。苦しかった試合は東京大会決勝トーナメント2回戦『横川武蔵野FC』。練習ではサッカーが大好きなので苦しいと思ったことはありません。全国大会はクリアージュらしいサッカーで予選を突破し、勝ち上がっていきたい」と抱負を語った。
 監督の丸茂敦氏は「いつも通りのつなぐサッカーをして、足立代表、東京代表として全国をあっと言わせたい。子どもたちにはサッカーを通して人として成長していってほしい」という。チームのコンセプトはジュニア時代からボールを大切にし、自分で判断しボールを動かすサッカーだ。足立区や近隣地域のジュニアサッカー関係のすべての人の情熱の賜物ともいう。
 全国クラブユース大会(Uー15)は8月15日からグループリーグが始まり、23日が決勝。Jヴィレッジ(福島県双葉郡)で全国9地域の代表32チームで競われる。
 ほかの関東代表は、鹿島アントラーズJY、JEF市原・千葉U―15習志野、横浜F・マリノスJY、前橋フットボールクラブ、横浜FCJY、 東京ヴェルディJY、川崎フロンターレ U―15。残り1チームは19日に決定。
 クリアージュFCをみんなで応援しよう!

写真=全国出場を決め、練習に励むクリアージュFCのみなさん(鹿浜西小にて)