足立朝日

2011年度着工目指して  竹ノ塚駅付近の鉄道高架化

掲載:2009年7月20日号
竹ノ塚駅付近の連続立体交差化、都市計画道路補助第261号線などの都市計画素案説明会が、6月23日と25日に竹の塚地域学習センターで開かれた。足立区都市整備部、東京都都市整備局、同建設局、東武鉄道㈱などが説明や質疑応答した。

 変更区間は約3・1km。立体化予定区間は約1・5㎞。駅南側の大踏切・第37号踏切と北側の第38号踏切の2カ所の踏切を除去し、安全性と慢性的な交通渋滞の解消を図る。補助第261号線は、線路の上を通るかさあげ式から地表式に変更。また、鉄道と交差する都市計画道路、駅前広場を整備することにより、鉄道で隔てられていた東西地域が一体化されるなどの説明がされた。
 都市計画の事業認可、工事着工は2011年度を目指し、工期はおよそ10年としている。参加した地域住民からは「高架下の土地についてプランは」「竹ノ塚駅に準急はとまるようになるのか、安全柵の検討は」など様々な質問が出た。東武鉄道では準急などの停車やホームの安全柵も考えていないとしたが、将来性を考えてほしいなどの不満の声が上がった。


写真上=地域住民に素案の説明会が行われた
写真下=東京都・足立区 都市計画素案資料より