足立朝日

綾瀬駅周辺  防犯キャンペーン

掲載:2009年7月20日号
 足立区の犯罪件数は平成18年から3年連続、23区内ワースト1。その多くが自転車盗のため、区では1台の自転車に2つの鍵をかけて盗難を防ぐ「ワンチャリ・ツーロック」を呼びかけている。

 自転車盗難件数の多い綾瀬駅周辺地区を今年度、防犯対策重点地区に指定。町会・自治会、商店街、大規模店舗、官公署等による綾瀬防犯対策推進協議会(足立義夫会長)、区、綾瀬警察署(伊平良裕署長)が協力して、防犯対策に取り組んでいる。
 そのスタートキャンペーンが6月20日、東綾瀬公園で行われ関係者が一堂に会した。犯罪ゼロのまちを目指して集まった一同の正面には「防犯あやせ作戦」の横断幕。「あやせ」は「安全で」「やさしい」「生活者のまちの実現」の想いが込められている。足立会長が「一緒に安全なまちにしましょう!」と高らかに防犯宣言を行った。
 綾瀬署防犯係と警察学校学生が、歩行者と自転車の前カゴからのバイクによる引ったくりを実演。対策は、自転車の前カゴにネットをつけ、歩行中は①後ろからのバイクの音に振り返る②バッグは車道と反対側に持つ。簡単なことで被害を防げるのを目の当たりにした見物人からは、驚きの声が上がっていた。
 その後、一同は駅前周辺で、ツーロックとひったくり注意をよびかけながら、カゴカバーと反射シールなどを配布。10月から綾瀬地区は、歩行喫煙に対して過料がかかる禁煙特定区域に指定される。その告知のティッシュも同時に配られた。

写真=カゴカバーなどを配布して啓蒙