足立朝日

七夕の短冊が花畑川の川面に映る 神明美化グループ

掲載:2009年7月20日号
 垳川や花畑川の浄化や、橋のまわりに花などを植え地域が元気になるよう活動している「神明美化グループ」(遠田明子代表)では、七夕の短冊を花畑川に飾った。

 飾られた短冊は布製で、第十三中の1年生と心障クラス、花畑小の3・4年生がそれぞれ願いを書いたもの。短冊には「サッカー選手になりたい」「漫画家になりたい」「家族が元気でいられるように」「川がきれいになるように」など、将来の夢や、地域、家族を思う願いが書かれた。
 4年前から始められたもので、同グループの遠田代表ら生活リーダーの星野房子さん、浅香実根子さん、西願トミエさんらが飾り付けた。橋の両側に紐を渡すのは、かなりの力仕事だ。
 「今の子どもはインターネットやゲームで頭を使うことが多い、ホッとする事が必要なのでは」とグループの皆さん。「今ある自然を生かせば子どもの育ち方も違ってくる。川は子どもと高齢者の憩いの場」という。「都で30年かけて水辺づくりをすると聞いた。自然が多く残るこの地区を、水辺のモデル地区にしてほしい」と話す。
 川辺は亀が甲羅干ししたり、親子が魚を釣ったり、ゆっくり時間が流れる。道幅も狭く、橋も不安定なため早く改善されることが地域の願いだ。
 7月3日から7日まで飾られた短冊は、神明1丁目の「一の湯」で燃やされ、願い事は煙となって昇り、天に届けられた。