足立朝日

子ども教育委員 校庭の芝生化や学校で遊べる 時間長くして

掲載:2009年8月5日号
 昨年から始まった「足立区こども教育委員会」の今年度2回目が、7月8日区役所で開かれた。通算7回目。

 区内72小学校を13ブロックに分け、ブロックごとに各校の代表2人(5~6年生)がこども教育委員として、区教育委員らに日頃の学校生活を伝えるもの。子どもたちの生の声を教育施策に活かし、子どもたちにも区の教育を身近に感じてもらうのが狙い。
 区側は斉藤幸枝教育長、教育委員などが出席した。
 今年度のテーマは①「私たちの学校がもっと楽しく、もっと快適になる方法を話し合おう」②「みんなで給食について考えよう」。この日は第5ブロックの千寿第五、弥生、五反野、弘道、弘道第一小の計10人が、体験活動や給食の残菜減らしの取り組みなどを発表した。日本文化の体験活動をしている学校が多く、区側の関心が集まった。
 子どもたちからは校庭の「芝生化の要望」のほか「放課後4時までしか学校で遊べない」ことへの不満が上がり、区が5時まで使えるキッズぱれ
っとの設置を急ぐと回答する場面も。残菜減らしは「自分たちで給食を作ってみれば苦労がわかる」「外国の食べられない子のことを教える」などのアイデアが出され、大人たちを唸らせた。
 こども教育委員長の矢吹有沙さん(五反野小6年)は「他の学校の意見をいろいろ聞きたいと思って参加した。もっと硬いと思っていたが楽しい」と感想を話した

写真=緊張しながらも積極的に発表する委員