足立朝日

全国と世界へ羽ばたく 足立学園柔道部4年連続都大会制覇

掲載:2009年8月5日号
 足立学園(北村廣校長)の柔道部(顧問=徳原勉、金子仁)が、都大会60㎏級を4年連続制覇するなど、活躍が目覚ましい。中でも大きな舞台に出場が決まった3人の選手に話を聞いた。

 秋元浩樹さん(中学3年・55㎏級)は都予選で優勝し、8月21~25日の第40回全国中学校柔道大会(沖縄県)に出場する。
 皿沼在住の足立っ子で、全国大会は初。柔道を始めたのは小4からだが、伸びてきたのはお兄さんも在籍する同柔道部に入ってから。「運動神経が良く覚えも早い。気が弱いのが弱点」と徳原顧問。秋元さんは「とりあえず1回戦は突破したい」。
 伊藤優響(まさなり)さん(高校3年・60㎏級)は東京都予選を全て1本勝ちで優勝。8月8~12日の第59回全国高等学校柔道大会(奈良県)とアジア14都市が参加する28~30日のジュニアスポーツアジア交流大会(東京)に出場する。
 初の全国出場が決まった瞬間は「感動した。やってきてよかった」という。神奈川県出身で、柔道を始めたのは足立学園中学校から。「中学では弱かったが花が咲いた。パワーもあるし、面白い」と徳原顧問。五輪を目指したいという伊藤さんは「国際大会は相手が外国人なので、柔道が違うと思う」と初めての挑戦に緊張もあるが、「優勝します!」と力強い。
 藤澤征憲(せいけん)さん(高校1年・55㎏級)は、8月1~11日にハンガリー・ブタペストで開かれる16歳以下の「20
09世界カデ選手権大会」に日本代表選手団として出場する。
岡山県津山西中学校出身で、日本一を目指して同学園に入学。中3で全国3位になり全日本の強化選手に。合宿等で実力が認められ、通常は1位選手が選ばれる全日本代表の切符を手に入れた。
 旅行も含めて海外は初。時差、減量中の食事内容など、体調管理が課題となる。柔道は小学1年からで、「練習はきついが、辛いと思ったことはない」という。「外国人の選手とは初めてなので、先に攻めていきたい」と抱負を語った。
 得意技は背負い投げの3人。大舞台での健闘を応援しよう。

写真=左から秋元さん、伊藤さん、藤澤さん