足立朝日

歓喜の演 狂言錬成会  ワークショップも好評

掲載:2009年8月20日号
 今年9回目を迎える「歓喜の演」(来年2月)の練習の成果を披露する狂言錬成会が、7月24日、西新井文化ホールで行われた。
 公募で集まった「狂言まいまい倶楽部」、劇団アクト・ヤマナル、狂言いろは会が出演。小学3年生から80代まで幅広い年齢の出演者が舞台で披露。出演者たちは助けられる場面もあったが、よく通る声を響かせ、会場から拍手を贈られた。
 また、ワークショップでは希望者15人ほどが舞台に上がり、劇団アクト・ヤマナルの山下光治氏、芳子氏から指導を受けた。「立ち方の基本は膝を少し曲げて、上下に身体がひっぱられる感じ」「口が顔から10㎝くらい先にある感じで声を出して」などの説明に、緊張気味だった参加者もすぐに狂言の世界に入り込んだ。
 ワークショップを終えた参加者は「とても楽しかった。大きな声を出し、身体に緊張感があるのがいい」「こんな体験は出来ないので来てよかった」と笑顔。芳子氏は「足立区にこんな立派な舞台があり、区民が使わせていただけるので、たくさんの人に参加してほしい」と話す。
 次回の「歓喜の演Vol9を100倍楽しむための公開講座」は、9月27日(日)午後2時~西新井文化ホール、本番は来年2月11日(祝)。

写真上=練習の成果を披露
写真下=ワークショップで歩き方の練習、右端は山下芳子氏