足立朝日

住民参加で大規模な防災訓練

掲載:2005年10月5日号
住民参加で大規模な防災訓練
 9月4日、足立区総合防災訓練が行われた。以前は荒川河川敷で実施していたが、地域ごとに各防災機関と住民などの連携を図るべく、昨年から町中に会場を設置。今回は都立中川公園をメイン会場に、近隣小中学校なども会場に。
 午前8時半、東京地区に震度6程度の直下型地震が発生したとの想定で、人命救助に重点を置いた住民参加型の実践的な訓練を開始。陸上自衛隊、東京消防庁、消防団、警察署などのほか、区民消火隊、区民レスキュー隊、事業所レスキュー隊など民間組織や事業所など27団体が参加した。避難所を使った訓練では、今回初めて地下埋没式トイレの汲み取り・運搬、し尿処理の投下が行われた。
 大谷田小避難所運営会議による防災体験スタンプラリーもあり、避難所から移動してきた町会住民らが、初期消火や壊れた屋根の下からの救出方法などを体験。2本のロープを繋ぐ「二重つなぎ結び」を教わるコーナーでは、「難しい」と頭をひねりながらも楽しんで挑戦する親子の姿があった。

ロープの結び方に四苦八苦