足立朝日

シャッター アート北千住  商店街を彩る

掲載:2009年9月5日号
 今年も北千住に新たなシャッターアートが増え、営業時間外の店の顔として商店街を彩っている。
 昨年度までの3年間は「花と芸術のまち推進事業」として、区内の高校などが47店舗のシャッターにイラストを描いてきた。

 今年度は新たに商店街の美化、芸術性、話題性向上を目的に「商店街シャッターアート事業」として実施。潤徳女子高校芸術コースの生徒が2店、都立足立高校の美術部が5店を担当した。
 潤徳女子高校は2・3年16人が、旭町学園通り商店街の洋服・雑貨店「レインボードリーム」と「佐藤時計店」を分担。デザイン画は全員が描き、その中から店の人に選んでもらった。レインボードリームは店側の希望で、虹、妖精、花が散りばめられたファンタジックなイラスト。
 「描いているみんなが楽しめて、見る人にもすごいと思ってもらえれば。定休日にお店に行ってしまっても、楽しい気分になってくれればうれしい」とチーフの安藤恵さん(3年)。暑さや急な雨に悩まされ、通行人に励まされることも。生徒たちは乾きの早いペンキの扱いやシャッターの凹凸や揺れと奮闘し、新たな風景を完成させた。

写真=イラストを描く潤徳女子高生