足立朝日

東京電機大学主催 IDCロボコン盛況  チビッ子たちの未来の夢膨らむ

掲載:2009年9月5日号
 第20回国際デザインコンテスト(IDCロボコン)の最終競技会が8月18日、シアター1010で開かれた。親子連れを中心に会場は満席。

 毎年ホスト国で開かれるもので、今回は24年に北千住に新キャンパスを開設する東京電機大学が主催。足立区からの熱いラブコールもあり、区内開催が実現した。他には東京工業大学、海外の4大学、2カ国の選抜チームの学生計76人が参加。4人ずつの混成12チームが、10日間で作り上げたロボットを競った。
 古田勝久学長は「グローバル化の中、各国の学生が共同で取り組むことは有意義。世界の問題を協力して、解決に貢献して欲しい」と挨拶した。
 テーマは「HANABI」。足立区をイメージした川と緑のエリアに分けられたフィールドで対戦。大量のピンポン玉を落とすナイアガラや、円盤につける「花火の種」などで、花火を上げると得点できる仕組み。ロボット同士が衝突するハプニングもあり、各チームの奮闘に客席から熱い声援が飛んだ。
 コンテスト後はロボット操作体験に、子どもたちの長蛇の列ができた。各国の学生たちに操作方法を教えてもらい、みんなご満悦。小学3年の谷口佳穂さん(西新井栄町)は「英語の説明で難しかったけど、ロボットが進んでうれしかった」、小学4年の武笠慈栄くん(竹の塚)は「思ったより動かしにくかった。どのチームも真剣に練習したから、あれだけ動かせたんだとわかった」。二人とも自分で作って参加してみたいそうだ。
★「IDCロボコン」は9月12日午後10時からのNHK「サイエンスZero」で放送予定。

写真=学生の作ったロボットの操作体験に、子どもたちは「難しいけど楽しい!」と夢中