足立朝日

長生きの秘訣は  くよくよせずのんびり  敬老の日に区長が訪問

掲載:2009年10月5日号
 9月21日の敬老の日にちなんで、区から米寿の人に記念品、白寿の人に記念品と長寿証が贈られた。19日に近藤やよい区長が白寿の13人を訪問、直接記念品と長寿証を手渡した。

 中央本町2丁目の鶴飼ゆきさんは、長男の正雄さん(69)・峯子さん(67)夫妻とお孫さんの4人暮らし。95歳までは畑仕事をし、昨年までは草取りもしていたとか。今もお風呂は一人で入るほどお元気。区長に「100歳まで生きるでしょうか」と笑顔で尋ね、周囲を笑わせた。娘さんたちも時折訪ねてくることや、家族の会話が多いことが元気の秘訣のようだ。

 梅島1丁目の豊田森さんは50年以上続くおもちゃ屋のご隠居。長男の幸太郎さん(73)・みや子さん(67)夫妻の3人暮らし。 白寿のお祝いには40人以上が集まった。カメラが好きで、75~81歳まで毎年していた、海外旅行で撮った風景写真が自室を飾っている。コップ1杯の日本酒と、お風呂が毎日の楽しみという。「くよくよしないで、のんびりするのが健康の秘訣」とほがらかに語った。
 今年白寿を迎えたのは明治43年4月2日~44年4月1日生まれで、区内では男性12人、女性70人の計82人となる。

写真上=お風呂も一人で入るほど元気な鶴飼さん
写真下=くよくよしないでのんびりするのが健康の秘訣と豊田さん