足立朝日

彼岸花が3000本  朱色が美しく並ぶ東綾瀬公園

掲載:2009年10月5日号
 綾瀬駅前から続く、都立東綾瀬公園に、3000本の彼岸花が咲き誇った。公園西側の野球場Cグラウンド沿いの、せせらぎが流れる散歩道に美しい朱の花が並んだ。


せせらぎと彼岸花に癒される散歩道
 この彼岸花は、10年前に公園ボランティアの篠田照男さん(綾瀬在住)が、許可をとり600本植えたもの。しかし、毎年心ない人たちが持っていってしまい、せっかく手入れして咲かせても、中々多くの花が綺麗に並ばなかった。
 そこで柵をつけたところ、今年は被害が少なくなり見事に3000本が咲いた。毎日20~30本持っていく人がいるので、篠田さんは「日本人ほど公のものを大事にしない国民はいない」と嘆く。訪れる人の目を楽しまそうと、ボランティアの人たちが熱心に手入れをして咲かせているのを感謝したいものだ。
 また、彼岸花の茎の汁に触れた場合、有毒成分によって皮膚炎を起こすことがあるので、観賞するのが一番だ。