足立朝日

おやじの会が集結 区政語り合う会  男親にしか出来ない活動に参加して

掲載:2009年10月20日号
 区民と行政の代表が意見交換を行う「区政を語り合う会」が9月26日、区役所で開かれた。
 今回は「おやじ、出番です」をテーマに、各学校を拠点に地域で活動する「おやじの会」のメンバーが集結。

 区内小中学校109校のうち、おやじの会がある44校全てに呼びかけ、38人が集まった。区からは12人が出席。
 近藤やよい区長は「これまで、おやじの会全体を把握してこなかった。お父さんの視点で見たことを子ども施策に活かすためにも、この機会に横のつながりを作ってほしい」と挨拶。
 3グループに分かれて、おやじの会の活動状況、父親の子育て参加、地域パトロールなど地域参加、大人と子どものモラルの4点について話し合った。
 どの会も活動の悩みとして挙げたのが、会員集め。入会することで、PTAにまで参加させられるのではという不安から敬遠されているという意見があり、解決策として活動を土日のみに限定する、PTAを免除する、母親のネットワークから声をかけてもらう、などの案が出された。
 また、防犯パトロールはユニフォームがないと不審がられることから、半纏を自腹で作ったという会もあった。
 力仕事など男親にしかできない活動の利点と、周囲の理解や人員確保の難しさなど、意欲がなかなか活動に反映されない現状が浮き彫りとなった。

写真=活動状況や父親の子育て参加などを話し合った