足立朝日

Eボート体験など満喫  あらかわ自然体験デーに5000人

掲載:2009年10月20日号
 荒川河川敷の新田都民ゴルフ場跡地で9月27日、「集まれ! あらかわ調査隊・あらかわ自然体験デー」が開かれた(みどりと公園整備課、荒川ビジターセンター主催)。

 水辺の生きもの、原っぱの生きものなど、4タイプのエリアで様々な体験型企画が楽しめるとあって、自然の中で遊びたい家族連れなど、主催の予想を遙かに上回る約4800人が来場した。
 原っぱでは子どもよりも、お父さんが夢中になってコオロギなどを探す姿も。約350人が参加した釣りコーナーでは、初めてという子も多く、みんな目を輝かせていた。荒川では初捕獲のオボコを始め、シマハゼ、ダボハゼ(ヌマチチブ)、手長エビ、ブルーギルなどが釣り上げられた。
 国交省荒川下流河川事務所の緊急用のEボート体験も大人気。係員から漕ぎ方などを教わった一同は、力とタイミングを合わせてオールを漕ぎ、いざ出航。途中、体長25㎝ほどもあるボラが船内に飛び込んでくるハプニングも。
会場前のハートアイランドに住む三村さん家族は、初めてのボートを満喫。侑加ちゃん(小4)は「疲れたけど楽しかった」、怜暉くん(小1)は「魚が目の前に飛んできた。カニも流れていった」と大興奮。両親の一博さん・美由紀さんも「毎日見ている川でボートに乗れるなんて。毎年やって欲しい」と話した。
 同地は今年の秋から整備が始まる。池2つを残し、上流部は広場として来年4月に、中流部は23年4月にビオトープ公園
として生まれ変わる予定。

写真=ボートの中に魚が飛び込んでくるハプニングも