絵本づくりの主婦のグループ「絵本さくらの会」が、絵本「荒川放水路物語」を製作し、区内全72小学校に寄贈した。
10月21日に区役所で寄贈式が行われ、メンバーの江口節子さん、倉見妙子さん、出口多美子さん、長倉良子さん、三沢敦子さん、室屋年代さん、和井田恭子さんが、齊藤幸枝教育長を訪問。
今の荒川は、かつては荒川放水路と呼ばれた人工の川。洪水対策として明治44年から20年がかりで工事が行われ、昭和5年に完成した。その歴史を小学校の授業で学ぶと聞いて、「子どもたちにわかりやすく伝えたい」と、今回の絵本づくりを計画したという。
絵本は全14ページ。躍動感のある絵と透明感溢れる色使いは、大人が見ても楽しめる素晴らしい仕上がりになっている。自主グループ「ぶんぶく」の紙芝居「荒川放水路ものがたり」の江口華子さんの原画をもとに、取材や資料集めをして版木を製作。
線の部分を黒で刷り、1枚1枚アクリル絵の具で着色した。製本まですべて手作りで、100冊完成させるまでに7人で7年を費やした。
細かい彫りは失敗もあったそうだが、「みんな楽しんで作った」と、長年の付き合いで気心の知れたメンバーたちは笑顔で話す。
会の発足は、21年前。代表の江口節子さん(71)が、当時小学生だった娘の華子さんの夏休みの宿題を手伝い絵本を作ったのがきっかけで、児童館の絵本作り教室として始まった。月2回の活動で、これまでに五色桜シリーズ4冊を作り、図書館に寄贈してきた。
7年越しの大仕事が終わり、「今後はテーマを決めて、できれば足立区に関係のあるものをやりたい」と、江口さんは話す。
写真上=上=前列=左から出口さん、江口さん、倉見さん、後列=左から長倉さん、三沢さん、室屋さん、和井田さん。
写真下=一冊一冊手づくりの絵本
10月21日に区役所で寄贈式が行われ、メンバーの江口節子さん、倉見妙子さん、出口多美子さん、長倉良子さん、三沢敦子さん、室屋年代さん、和井田恭子さんが、齊藤幸枝教育長を訪問。

絵本は全14ページ。躍動感のある絵と透明感溢れる色使いは、大人が見ても楽しめる素晴らしい仕上がりになっている。自主グループ「ぶんぶく」の紙芝居「荒川放水路ものがたり」の江口華子さんの原画をもとに、取材や資料集めをして版木を製作。
線の部分を黒で刷り、1枚1枚アクリル絵の具で着色した。製本まですべて手作りで、100冊完成させるまでに7人で7年を費やした。

会の発足は、21年前。代表の江口節子さん(71)が、当時小学生だった娘の華子さんの夏休みの宿題を手伝い絵本を作ったのがきっかけで、児童館の絵本作り教室として始まった。月2回の活動で、これまでに五色桜シリーズ4冊を作り、図書館に寄贈してきた。
7年越しの大仕事が終わり、「今後はテーマを決めて、できれば足立区に関係のあるものをやりたい」と、江口さんは話す。
写真上=上=前列=左から出口さん、江口さん、倉見さん、後列=左から長倉さん、三沢さん、室屋さん、和井田さん。
写真下=一冊一冊手づくりの絵本