足立朝日

世界大会で活躍 7人が日本代表  足立区テコンドー協会

掲載:2009年12月20日号
 10月にロシア・サンクトペテルブルグで開かれた「第16回テコンドー世界選手権大会」(出場国80カ国、約800人)に、足立区テコンドー協会から7人が日本代表として出場した。

 残念ながらメダルには届かなかったが、7人もの選手数は他の自治体にはない。11月25日、区役所で報告会が開かれ、斎藤幸枝教育長らが健闘を労い、スポーツ奨励金を贈呈した。
 訪れたのは姜昇利(カン・スンリ)選手(25)、高進裕(コウ・ジニュ)選手(25)、中村宣子選手(30)と、指導者の厳斗一(オム・トゥイル)氏。3人は厳氏の下で練習に励む傍ら、後進の指導にも当たっている。
 姜選手は中学生で始めて以来、世界出場は4回目。「今回、負けた試合も僅差だった。手応えを感じたので、2年後の世界選手権を楽しみに準備している」と力強く宣言。
 世界大会初挑戦の高さんは、「国の代表として気持ちのぶつかり合いを経験し、次こそはという気持ちが強くなった」という。「中学時代は無気力だったが、高校でテコンドーを始め、叩かれ蹴られる痛みや負ける悔しさを知って変わった」と話す。
 前回に続いて世界大会2度目の中村さんは、対戦相手が優勝。「今は強くなりたいという気持ちでいっぱい」と語った。テコンドーを始めて数年だが、「本当にやりたいことが見つけられると、人生が楽しい」と、日々の努力が実を結んでいる。
【世界選手権出場者】
姜昇利(男子個人・団体、マッソギ・トゥル・チームルーティン63㎏)、金恵順(女子個人、マッソギ・トゥル51㎏)、高進裕(男子団体、マッソギ57㎏)、寺島亮介(男子団体、マッソギ78㎏)、白石勝彦(チームルーティン)、中村宣子(女子団体、マッソギ57㎏)、山本愛美(女子団体、マッソギ63㎏)

写真=左から中村さん、姜さん、斎藤教育長、高さん、厳氏