足立朝日

小右衛門給水所上部に完成  のびのび広場

掲載:2009年12月20日号
 足立区役所裏手にある小右衛門給水所の工事が終了し、施設上部に「中央本町3丁目のびのび広場」がオープンした。
 足立区の給水は金町浄水所だが配水区域がかなり広いことから、災害時の区民の飲料水を確保する区中央部の拠点配水所として、同給水所の拡充・改築工事が行われてきた。これにより、配水池容量5万㎡、震災時の確保水量1万6600㎡となる。

 のびのび広場が設置されたのは配水池の上で、広さは約4500㎡。地域住民との協議を重ねて作られたもので、利用目的に応じてゾーン分けされている。すべり台などの遊具がある「幼児ゾーン」、花や実を楽しめる「緑化ゾーン」、鳥や蝶などが集まる「サンクチュアリゾーン」、高齢者など誰でも適度な運動ができる、1周150mのウォーキングコースや健康器具を設置した「健康ゾーン」の4タイプ。
 11月26日には、区、関係9町会・自治会の主催で開設式典が行なわれた。町会・自治会代表の長島幸夫・中央本町三丁目町会長が挨拶し、「8年前、大きいガスタンクのような給水タンクを壊して、公園を作るという話になった」と、道のりの長さに触れ、「いかに有効に利用するかが今後の課題。健康維持に使って」と呼びかけた。
 近隣の人や中央本町保育園児らは、区公認スポーツ指導員の指導で設備も体験。足ツボ歩道や背伸ばしベンチ、ぶらさがり鉄棒などに挑戦し軽い運動を楽しんだ。
【広場利用】
▼開設時間=11月~1月は午前9時~午後4時(閉園=12月28日~1月4日)▼禁止事項=ペット同伴(水道施設のため)、花火・喫煙、自転車乗り入れ、球技

写真=足ツボ歩道を歩いて「いたたたた!」