足立朝日

　千寿青葉中学校(花岡惠三校長)で11月25日、ゲストティーチャーを招いて授業が行われた。
　来校したのは喜吉憲氏（カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社顧問）、平田正氏（協和発酵キリン株式会社名誉相談役）、古内耕太郎氏（燦ホールディングス株式会社取締役社長）、吉村幸雄氏（シティグループ・ジャパン・ホールディングス株式会社執行役員）。
　１年の４クラスで、それぞれ「なぜ私たちは働くのか―働く意義・喜びとは―」をテーマに、体験などを元に語った。
　１組を担当した喜吉氏は、同校の前身である第十五中学校の出身。生徒たちにクイズを出し、正解者には社が経営するTUTAYAのグッズをプレゼントするなどユニークな授業を展開。「働くことはお金だけでなく、ありがとうという気持ちをもらうこと」と、貧しさを乗り越えて社会で成功したことなどを語った。
　古内氏は「単に勉強ができるというだけで成功した人はいない」と、セルフコントロールの大切さを強調。吉村氏は努力と忍耐、規則正しい生活の必要性を、平田氏はコミュニケーション力と、人とは違う発想の大切さを語り、それぞれベテラン社会人としての想いを生徒たちに伝えた。

写真＝後輩たちにエールを送る喜吉氏