早稲田大学校友会・足立稲門会(白石茂子会長)の忘年会が12月5日、東京マリアージュで開かれた。約60人が出席し、親交を深め合った。
恒例の講演では、朝日新聞東京総局員の小泉信一記者が「おーい、寅さん」のテーマで語った。小泉氏は下町を愛し、全国の盛り場を歩くなど、都市論や社会風俗、民俗学、大衆芸能に詳しい。
寅さんの映画に関わった人たちを書いた朝日新聞連載記事「ニッポン人脈記」をベースに、様々なエピソードを紹介。ファンの心情を知る一流の役者であると同時に、国民的スター・寅さんのイメージに縛られた渥美清の生き様が語られた。
「あれほどプライベートを見せない芸能人はいない。田所康雄(本名)、渥美清、寅さんの3つの顔を持っていたのではないか」と小泉記者。「骨にしてから世間に知らせろ」の遺言通り、家族だけで荼毘に付された後、ガン死が公表されたという。
売れない頃の心情を歌った「泣いてたまるか」も流され、参加者は熱心に聞き入った。
写真=渥美清を語る小泉記者

寅さんの映画に関わった人たちを書いた朝日新聞連載記事「ニッポン人脈記」をベースに、様々なエピソードを紹介。ファンの心情を知る一流の役者であると同時に、国民的スター・寅さんのイメージに縛られた渥美清の生き様が語られた。
「あれほどプライベートを見せない芸能人はいない。田所康雄(本名)、渥美清、寅さんの3つの顔を持っていたのではないか」と小泉記者。「骨にしてから世間に知らせろ」の遺言通り、家族だけで荼毘に付された後、ガン死が公表されたという。
売れない頃の心情を歌った「泣いてたまるか」も流され、参加者は熱心に聞き入った。
写真=渥美清を語る小泉記者