興本図書館で朗読会を開いているサークル「樫の実会」(濱中暁子会長)が、12月5日に200回目を迎えた。
視覚障害者の朗読ボランティアなどが集まって、昭和56年に結成し、現在会員数は46人。子ども向け図書館や高齢者施設での朗読とは別に、大人向けに平成5年から月に1回のペースで続けてきた。
毎回朗読者3人が好きな作品を選び、これまでにジャンルを問わず608本を手がけた。
記念すべきこの日は、時間を延長して拡大版の4作。濱中さん、千野幸子さん、松ヶ野由美さんがそれぞれ、ラフカディオ・ハーン作「雪女」、江國香織作「冬の日、防衛庁にて」、山本文緒作「愛の奇跡」を担当。また初めての試みで、濱中さん、千野さん、笠原恵美子さんの3人が、宮部みゆき作「神無月」をリレー朗読した。
作家紹介もあってわかりやすく、ゆったりと落ち着いた声で語られる小説の世界に、参加者たちは静かにひたった。
◆次回の朗読会は1月9日(土)午後1時半~、興本図書館。小川未明、五木寛之、山本周五郎の予定。
写真=「雪女」を朗度する濱中会長
視覚障害者の朗読ボランティアなどが集まって、昭和56年に結成し、現在会員数は46人。子ども向け図書館や高齢者施設での朗読とは別に、大人向けに平成5年から月に1回のペースで続けてきた。

記念すべきこの日は、時間を延長して拡大版の4作。濱中さん、千野幸子さん、松ヶ野由美さんがそれぞれ、ラフカディオ・ハーン作「雪女」、江國香織作「冬の日、防衛庁にて」、山本文緒作「愛の奇跡」を担当。また初めての試みで、濱中さん、千野さん、笠原恵美子さんの3人が、宮部みゆき作「神無月」をリレー朗読した。
作家紹介もあってわかりやすく、ゆったりと落ち着いた声で語られる小説の世界に、参加者たちは静かにひたった。
◆次回の朗読会は1月9日(土)午後1時半~、興本図書館。小川未明、五木寛之、山本周五郎の予定。
写真=「雪女」を朗度する濱中会長