足立朝日

新現役と企業のマッチング 豊富な経験や知識で支援 足立成和信金と東京商工会議所

掲載:2010年1月20日号
 足立成和信用金庫(初鹿野惠太郎理事長)が東京商工会議所と昨年12月、「新現役交流会」をシアター1010で開いた。
 中小企業庁が推進する「新現役チャレンジ支援制度」を活用した活動で、企業退職者と退職予定者(新現役)の持つ豊富な実務経験、専門知識、人材ネットワークなどを中小企業やベンチャーの支援に役立てようというもの。

 支援を希望する約1700人の新現役が東京商工会議所に登録しており、常にナビゲーターがマッチングを行っている。
 交流会には98人が参加し、企業と面接した。製造工程ライン構築のノウハウを持つ新現役と、金属加工業のマッチングが成立したほか、3件が交渉に進んだ。
 全国ではこれまで様々な新現役による支援事例があり、通常は2年程度かかるとされている「ISO9001」と「ISO4001」の取得を、支援開始後1年で達成した企業もあるという。マッチングが成立した場合は、雇用形態はとらず、中小企業が必要とする短期の支援契約となる。
足立成和信用金庫では、交流会を年2回開いていきたいとしている。
 新現役チャレンジ支援東京事務局TEL3283・7478