足立朝日

帝京科学大学千住キャンパスがオープン ~4月5日から学生500人が通学 図書館や食堂を地域へ開放~

掲載:2010年3月5日号

 千住桜木2‐2‐1の元宿小学校跡地ほかに、帝京科学大学千住キャンパスがオープンする。3学部の新入生を中心に500人の学生たちが、ここで学ぶ。

帝京科学大学千住キャンパス(冲永荘八理事長・学長)には、4月4日(日)日本武道館で行われる入学式を経て、5日(月)から約500人の学生たちが通い始める。
 同キャンパスは、「いのちをまなぶ」がうたい文句で、山梨県上野原市にある生命環境学部の一部と新設の医療科学部、こども学部が入る予定。生命環境学部の中には、犬、猫などの動物看護を主に学ぶアニマルサイエンス学科、医療科学部には、理学療法学科や柔道整復学科などがある。
 隅田川沿い、尾竹橋そばの元宿小跡地ほかに建てられた同キャンパスは、学生たちだけでなく地域の人たちにも施設の開放を行う。開放されるのは、本館1階「ブックセンター(紀伊国屋書店)」、同2階「メディアライブラリー(図書館)」=どちらも取り扱う本は専門書が中心、同階にある「カフェテリア(食堂)」は400人以上が座れ、パンや麺類などトレーに自分の好きな料理をのせ最後にレジで会計をして食事をする。他にも2階外側テラスにある「お化け煙突を輪切りにした巨大なモニュメント」は人気を呼びそう。天気の良い日には東京スカイツリーが見える。利用者は入口の警備員室で名前や連絡先を記入しゲストカードをもらい、それを首から下げれば中に入ることができる。
また玄関に、元宿小から寄贈された江戸の浮世絵師・葛飾北斎が描いた「富嶽三十六景」のうちの1枚「武州千住」の複製陶板が飾られているので、そちらもチェック!
【施設利用時間】午前9時~午後4時半
【交通】「北千住駅」西口より徒歩15分、もしくは東武バス「西新井大師」行きで「桜木町」下車徒歩1分ほか
【問合せ】帝京科学大学本部(山梨県上野原市)TEL0554・63・4411
HP



写真=上/夜は本館一部がLEDで青く光る帝京科学大学
下/外を眺めながら食事ができるカフェテリア