足立朝日

小・中学生が静かな熱戦  初の「あだち子ども  百人一首大会」開催

掲載:2010年3月20日号
 初の「あだち子ども百人一首大会」が3月6日(土)、梅島小学校体育館で開かれた。
 足立区では新学習指導要領にある「伝統や文化に関する教育の充実」の一環として、小倉百人一首を推奨、各小・中学校が校内大会など取り組みを進めている。今回はチームで札を取り合う源平戦で、各校の代表選手が3人1組で出場した。
 小学生の部(午前)60校180人、中学生の部(午後)30校90人が参加。㈳全日本かるた協会から派遣された読手や審判による、本格的なルールで進行した。体育館に敷き詰められた260枚の畳の上で、初戦は小・中ごとに全チームが一斉に対戦する壮観な光景となった。
 3回戦まで勝ち進んだ西新井第一小学校の代表は、江川藍未(あいみ)ちゃん、清水大地くん、河嶋秀斗くんの2年生トリオ。1年から始め、「覚えるのが面白い」「上の句を覚えるのは難しい」「取るところが楽しい」とニッコリ。河嶋くんのお父さんも「家に帰ってもずっとやっている」と驚く。チビッ子チームも、上級生に混ざって奮闘した。
【小学生の部】①長門②上沼田③梅島第二
【中学生の部】①渕江②第十二③千寿青葉

写真=耳も目も集中して、真剣に札とにらめっこ=梅島小学校体育館で