足立朝日

紙芝居で五色桜の 歴史を伝えたい 五色桜資料館で 初お披露目

掲載:2010年4月20日号
 ちぎり絵で作られた五色桜の紙芝居が4月11日(日)、都市農業公園内の五色桜資料館前で初上演された。
 制作者は江北1丁目在住の百瀬登代子さん。昨年10月、江北小学校の依頼を受け、「江北の五色桜―荒川堤の桜ガイドブック―」(江北村の歴史を伝える会発行)を元に作成。今回は5カ月かけ、手直しも含めて大人向けのものを再制作した。
 荒川堤を村人が補修する場面や、清水謙吾の提案で村人が力を合わせて桜の植樹に取り組む様子などが、ちぎり絵ならではのぬくもりのある絵で描かれている。
 歴史を伝える会の浅香孝子会長らメンバーがセッティングし、百瀬さんが自ら紙芝居を読み上げた。この日は同公園の「春の花まつり」とあって、予定を1回増やして3回上演。さくら観察会の参加者などが、熱心に聞き入っていた。
 シリーズは全3作で、今年から始まった桜の植樹までの歴史が描かれる予定。伝える会が保管し、イベントなどで上演していく。

写真=五色桜の紙芝居を上演する百瀬さん=都市農業公園・五色桜資料館前で