第四中学校(田本登喜雄校長、梅島1丁目)で4月20日(火)、3年生6クラス(計226人)を対象に「世界一大きな授業」が行われた。

同じ日に世界100ヵ国以上で教育のための資金について考える授業をそれぞれの国、学校で工夫して行うもので、教育協力NGOネットワークによる「世界中の子どもに教育を」キャンペーンの一環。毎年4月に実施している。
今年は6~7月にアフリカで開催されるサッカーのワールドカップに合わせて、FIFA(国際サッカー連盟)と連携。
日本からは351小中高校、4万1940人が参加し、議員会館での授業では高校生が先生となり、国会議員や岡田外務大臣が生徒として参加した。
世界中で貧困などの理由から7200万人の子どもが学校に通えず(05年ユネスコ発表)、190万人の教員が不足している。授業では、世界中の子どもが学校に通うために必要な援助額(1兆6000億円)と、世界のゲーム市場(4兆円)、世界の軍事費(146兆4000億円)をリボンの長さでわかりやすく比較し、援助額16㎝に対して、ゲーム市場40㎝、軍事費14m64㎝という現実を生徒たちは実感。軍事費約4日分で、世界の子どもたちが1年間学校に通えることを学んだ。
さらに「自分たちでできること」を班ごとにディスカッション。生徒たちからは、「学校に行けない子どもたちが、どんな気持ちで働いているか考えさせられた」「自分が幸せなんだと実感」「ここまでひどいとは思っていなかった」「できることから協力したい」など、自分たちと世界の子どもたちの状況の違いに驚く感想が多く出された。
今回の授業を提案した社会科の山田勝之教諭は、今後の授業に繋げていきたいとしている。
写真=学校に行きたくても行けない、世界の子どもたちの
現状を学ぶ3年生=第四中で

同じ日に世界100ヵ国以上で教育のための資金について考える授業をそれぞれの国、学校で工夫して行うもので、教育協力NGOネットワークによる「世界中の子どもに教育を」キャンペーンの一環。毎年4月に実施している。
今年は6~7月にアフリカで開催されるサッカーのワールドカップに合わせて、FIFA(国際サッカー連盟)と連携。
日本からは351小中高校、4万1940人が参加し、議員会館での授業では高校生が先生となり、国会議員や岡田外務大臣が生徒として参加した。
世界中で貧困などの理由から7200万人の子どもが学校に通えず(05年ユネスコ発表)、190万人の教員が不足している。授業では、世界中の子どもが学校に通うために必要な援助額(1兆6000億円)と、世界のゲーム市場(4兆円)、世界の軍事費(146兆4000億円)をリボンの長さでわかりやすく比較し、援助額16㎝に対して、ゲーム市場40㎝、軍事費14m64㎝という現実を生徒たちは実感。軍事費約4日分で、世界の子どもたちが1年間学校に通えることを学んだ。
さらに「自分たちでできること」を班ごとにディスカッション。生徒たちからは、「学校に行けない子どもたちが、どんな気持ちで働いているか考えさせられた」「自分が幸せなんだと実感」「ここまでひどいとは思っていなかった」「できることから協力したい」など、自分たちと世界の子どもたちの状況の違いに驚く感想が多く出された。
今回の授業を提案した社会科の山田勝之教諭は、今後の授業に繋げていきたいとしている。
写真=学校に行きたくても行けない、世界の子どもたちの
現状を学ぶ3年生=第四中で