
都、区、東武鉄道(株)の連携事業で、各機関の担当者が出席。計画案では、竹ノ塚駅を中心とした約1・5㎞の区間の鉄道を高架化し、2ヵ所の開かずの踏切を取り除く。また、それに合わせて鉄道と交差する道路と交通広場などを整備し、分断されている東西の地域の一体化を図る。
高架化するのは、栗六陸橋~補助第262号線間で、既存の部分と接続。駅舎はバリアフリー化し、東西を歩行者が通行できる自由通路で結ぶ。
出席した住民からは、ホームの長さと幅の変更がなく、ラッシュ時の混雑への不安が解消されないことや、騒音基準に対する不満など、厳しい意見が多数出された。
今年度内に都市計画決定し、平成23年度に事業認可、完成は平成32年度の予定という。
《メモ》 竹ノ塚駅踏切
駅を挟む2つの踏切は開かずの踏切として知られ、朝のラッシュ時は1時間に50分以上開かないこともある。5年前、誤って遮断機の上げられた西新井側の踏切を横断中の4人が急行電車にはねられ、2人が死亡、2人が負傷する事故が発生。一刻も早い立体化が求められていた。
写真=多くの住民が真剣に説明に聞き入った=竹の塚小学校体育館で