
区制80周年を迎える平成24年度は、北千住駅東口に東京電機大学のキャンパスが開かれ、千住地域に5つの大学が揃うこともあり、その大きな節目に向けてのもの。
民間から公募していた同課職員が決定し、4月28日に発表、5月1日付で採用された。
シティプロモーション課長は根岸彰雄さん(47)、シティセールス担当係長は舟橋左斗子さん(48)。応募数は、課長が12人(男性11人、女性1人)、係長が13人(男性9人、女性4人)。
根岸さんは我孫子市在住。前職は広告代理店勤務で、主に営業としてCM制作などに携わってきた。綾瀬に住んでいたこともあり、「交通の便など、都心からの距離の近さが知られていない」と足立区を分析。「常に消費者を意識してきた民間との視点の違いを、活かしていきたい」
舟橋さんは広告代理店勤務を経て、フリーライター、フリー編集者として「散歩の達人」や「婦人公論」などのほか、17年前から住んでいる千住を拠点に「町雑誌千住」「銭湯といえば足立」を作ってきた。「千住に惚れこんで、足立区の熱烈なファンとして暮らしてきた。生活者の視点を活かし、本来の良さを伝えていきたい」
一方的になりがちな区の発信に、民間の視点とアイデアで新たな力が加わることが期待される。
写真=近藤区長を挟んで根岸さん(左)と舟橋さん=区役所の発表記者会見で