
「生徒たちが進路を決める手助けができれば」と毎年、同窓会(塩野谷光夫幹事長)が主体となって行っているもので、社会で活躍するOBが講師として教壇に立つ。
講師は18~35期のOB8人で、弁護士、製薬会社社員、区役所勤務、東京国税局職員など、職種は様々。交代で3年の7クラスを回り、自分の仕事や選んだ経緯などについて語った。
今回唯一の区内在住OB・小島俊雄さん(62)は、メディカルトレーナー専門学校校長。「文化祭の名称〝弥生野祭〟を決めたのは、ぼくらが2年の時」と在学中のエピソードを交えながら、ストレッチなどその場でできる専門知識を伝授した。
体育館では1~2年生を対象に、松坂健・西武文理大学教授が発表。新人社員時代、手紙の大切さを知ったことで人生が変わった経験を語り、「人を押しのけるのではなく、押し上げてもらうのが大事」と説いた。
同校の同窓会は一旦途切れたが、再結成。強い母校愛で子どもたちをしっかり支えている。
写真=教壇に立ち、生徒たちに自分の仕事について語るOB=足立高校で